特集:マッピング・ストーリーズ
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物語を映画の中で語ることの意味を問い直し、これからあるべき映画の形を模索する9作品を上映

物語の語り手、物語そのものあり方が、かつてない勢いで変容しています。
今、語るべきこととは 何なのか?物語を語るのは誰なのか?有効に機能する物語とは?
ダニエル・コックバーンは『あなたはここにいる』で、全てがネットのなかでマッピングされてしまうような現在、個人の心理体験をボルヘス的な円環的回路で語ることで世界を自らの手に取り戻そうとします。『エルフランコ・ヴェッセルスの話』では、南アフリカからアメリカに移民としてやってきた男がカメラに向って語ります。作者のモスコウィッツとトレーガーは、男の物語の裏に流れている悲哀、滑稽さ、辛苦、喜び、望郷といったものの崇高さあるいは通俗性を、アンプの絞りを操作するようにして際立たせ、物語が持つ機能を見つめ直しています。
「特集:マッピング・ストーリーズ」では、上の問いに基づき、物語のこれからの 可能性についての俯瞰図提示を試みます。