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神木本町の犬:玉野真一
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神木本町の犬
玉野真一/2011/ビデオ/カラー/17分
出演:玉野真一
撮影:林賢吾
協力:寺嶋悟、池田忠司、坂本翼、増田淳


太腿の裏にピローンと伸びた一本の毛が見慣れた景色を変えて行き、男は日常的空間でリンゴを投げ、森で蚊に刺され、爪を切り、坂を転がり、川に落ちる。犬は見ていた、知っていた。僕が犬を恐れていることを。だが、家の近所から見える富士山が本当に富士山かどうかは分からないし、明日もまた見えるとは限らない。(T.S.)

動作を起こす対象が常に横滑りし、緊張だけが無限に持続していく一種のダンスフィルムである。シャワーの後、妙に目立つ一本のむだ毛から悪夢のメカニズムが始動する。計算か?即興か? 虫や石など、小さき物たち全てが関連する殺人なきサスペンス。社会的関連から逸脱したちっぽけな男の身体は、町と共鳴する楽器と化す。


玉野真一
1975年生まれ。イメージフォーラム映像研究所24期卒。20歳の時、椎間板ヘルニアの手術をし、生まれつき腰が弱いことを知る。「身体」と「言葉を発する以前の世界」を軸に展開する映像作品を主に8mmで制作。今回初めてのビデオ作品。主な作品:『よっちゃんロシア・残りもの』(01)『こうそく坊主』(02)など。


上映日

Eプログラム
東京パークタワーホール:5月1日(日)16:30
東京パークタワーホール:5月6日(金)14:00
京都:6月6日(月)16:30 、福岡:6月1日(水)18:40
名古屋:6月17日(金)14:30
横浜プログラム4
横浜:6月10日(金)19:00


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