名古屋:6月16日(木)
悪霊退散:ロイー・ローゼン

悪霊退散 ロイー・ローゼン/イスラエル/34分/ビデオ/2010 SM嗜好の女性二人がスパンキング・プレイをしている。マゾヒストの女性の口から漏れるため息は、やがてイスラエルの極右政治家アヴィグドール・リーバーマンの発言の引用に変わっていき、やがてその儀式が悪魔払いの様相を帯びてくる。 上映日 Uプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:5月1日(日)21:30 東京パークタワーホール:5月2日(月)19:00 東京パークタワーホール:5月5日(木)11:30 京都:6月10日(金)14:00 Tプログラム(名古屋) 名古屋:6月16日(木)17:00


エルフランコ・ヴェッセルスの話:エリック・モスコウィッツ+ アマンダ・トレーガー

エルフランコ・ヴェッセルスの話 エリック・モスコウィッツ+アマンダ・トレーガー/アメリカ/16分/ビデオ/2011 南アフリカから移民としてやってきた男の物語。独自のフォークソング的なエフェクトがかけられた彼の声は、かれの語りをエモーショナルに増幅する。 上映日 Uプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:5月1日(日)21:30 東京パークタワーホール:5月2日(月)19:00 東京パークタワーホール:5月5日(木)11:30 京都:6月10日(金)14:00 Tプログラム(名古屋) 名古屋:6月16日(木)17:00


未来は私たちのように年老いつつある:ベアトリス・ギブソン

未来は私たちのように年老いつつある ベアトリス・ギブソン/イギリス/48分/ビデオ/2010 ホームで独り語りをする老人たちの声を楽譜のように構成し、語りの意味が持ちうる別の可能性に着目した作品。 上映日 Uプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:5月1日(日)21:30 東京パークタワーホール:5月2日(月)19:00 東京パークタワーホール:5月5日(木)11:30 京都:6月10日(金)14:00 Tプログラム(名古屋) 名古屋:6月16日(木)17:00


ジャイロ- 回転:ビヨルン・ケメラー

ジャイロ-回転 ビヨルン・ケメラー/オーストリア/9分/35ミリ/2010 真っ白な光り輝く物体が右から左へと素早く通り過ぎる。CGなのか、実写なのか? 具象と抽象の視覚的遊技。この作品のサウンドトラックは、無音のフィルムを複製したかすかなノイズであり、それは上映される度に大きくなっていく。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00 、福岡:6月4日(土)11:00 、名古屋:6月16日(木)19:00


マモリ:カール・レミュー

マモリ カール・レミュー/音楽:フランシスコ・ロペス/カナダ/8分/35ミリ/2009 アマゾンの熱帯雨林に溢れる木漏れ日を、化学的な薬品でフィルムに定着したアニメーション作品。森林をフィールド・レコーディングしたフランシスコ・ロペスのサウンドトラックと映像が、心地よい共生関係を生む。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


トラベリング・フィールズ:インガー・リーゼ・ハンセン

トラベリング・フィールズ インガー・リーゼ・ハンセン/ノルウェー/9分/35ミリ/2009 上下逆転の風景をアニメーションさせることでジオグラフィーに新たな視点を導入する。撮影場所はロシア最北部のコラ半島。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


スターダスト:ニコラ・プロヴォスト

スターダスト ニコラ・プロヴォスト/ベルギー/20分/35ミリ/2010 出演:デニス・ホッパー、ジョン・ボイト、ジャック・ニコルソン他 ラスベガスを 訪れる観光客と、その住人たち。身を隠してカメラで観察してみると、街のそこかしこで怪しい取引や犯罪の謀議が行なわれている…ように見える。デニス・ホッパーやジョン・ボイトもカメオ出演しそれはハリウッドの犯罪映画の様相を帯びてくる。2011年ロッテルダム国際映画祭タイガー・ショート部門グランプリ受賞作品。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


カミング・アトラクションズ:ペーター・チェルカススキー

カミング・アトラクションズ ペーター・チェルカススキー/オーストリア/25分/35ミリ/2010 「アトラクションとしての映画史」という視点で、リュミエールの映画からグリフィスの映画が登場するまでの初期の映画と、アヴァンギャルド映画、コマーシャル映像を同じ1つの流れとして捉え直す試み。2010年ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門金獅子賞受賞作品。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


3 つの部屋:石田尚志

3つの部屋 石田尚志/2010/ビデオ/カラー/41分 撮影:田村元幸 美術:山本圭太、赤土翔一 編集:鈴木余位、山本圭太、田村元幸、石田尚志 協力:高松市美術館、タカ・イシイギャラリー 『無音の部屋または暗くなる部屋』、『音楽のある部屋』、『窓』の3つの独立した映像からなる作品。1つの部屋で描かれた3つの絵の生成過程をそれぞれ違う方法で撮影・編集している。環境の違いから、線を引いていく身体の軌跡はそれぞれ違うが、窓とキャンバスの位置は変わらない。なお本作品は、離れた位置におかれた3つのモニターによってループされるインスタレーション作品であり、2010年に高松市美術館で発表された。 石田尚志 1972年東京生まれ。画家/映像作家。主な作品に『部屋/形態』(99)、『フーガの技法』(01)、『海の映画』(07)、『海坂の絵巻』(07)など。「アーティスト・ファイル2010」(国立新美術館)、「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクトアニメーション」(東京都写真美術館)、そのほか多くの国際映画祭で発表を続ける。多摩美術大学准教授。 作家HP:http://www.takashiishida.com/ 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


Kyoto, ダンス:金東薫

KYOTO,ダンス 金東薫/2011/ビデオ/カラー/20分 出演:矢澤まどか、周イエン、全太煥、桜井類、ソマイエ・サブーリ ある美術館で開かれている「太陽の間:The Chamber of the Sun」展。その展覧会に携わっている3人の美術館職員の一日を描いた作品。彼らが今、この美術館で観て、聞いていることは、「太陽の間:The Chamber of the Sun」の光と音であるのかな、それとも… 金東薫 1977年、韓国全州生まれ。漢陽大学演劇映画科。卒業後、京都造形芸術大学で研究の傍ら映像作品を製作中。イメージフォーラム・フェスティバル(2008、2009、2010)、ロッテルダム国際映画祭、ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭などで作品を上映。 主な作品:「OSTALINDA」(2003)「チケット売り場の桜井さん」(2009)「yoko」(2010) 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


幽廊:外山光男

幽廊 外山光男/2010/ビデオ/カラー/11分 幽霊たちは毎晩一緒に遊んでいます。しかし全てはとても退屈です。このことを私は「長い廊下」と呼んでいます。桜が満開になる日を1つの楽しみにします。そしてせっかく桜は満開になったのに、私はそれでもやっぱり退屈なのです。 外山光男 1982年、福岡県生まれ。2004年、東放学園映画専門学校 デジタル映画科卒業。卒業後、フリーの映像作家として活動。2005年、NHK「デジタル・スタジアム」にて映像部門グランプリ。以後、ミュージックビデオや、番組オープニングアニメーションなどをいくつか手掛けています。主な作品に『ぼくらの風』『trot』『my copernicus』『ジョン』 作家HP:http://mitsuo-toyama.com/ 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


生態系-17-Castor:小池照男

生態系-17-Castor 小池照男/2010年/ビデオ/カラ−/16分 Castorは、ふたご座に位置する六重連星、映像重力の入れ子構造、その第一弾として制作。 小池照男 1951年、愛知県生まれ。迷いに明け暮れた20代、31歳映像制作をライフワ−クとして見出す。1981年開始「生態系」シリ−ズ 〜現在にいたる。 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


invain:田中廣太郎

invain 田中廣太郎/2011/ビデオ/カラー/15分 “いない”という不在の物語。 “ない”という消失の物語。 “いた”という存在の物語。 “ある”ことから生じる物語。 田中廣太郎 1979年東京生まれ。作品は国内外のフェスティバル、イベントで多数上映、紹介されている。『Kaizer』がイメージフォーラム・フェスティバル2007で奨励賞受賞。他に『Mornin’』、『Varfix』など。 作家HP:http://kotarotanaka.net facebook:http://www.facebook.com/ktnet 上映日 Fプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)16:30 東京パークタワーホール:5月5日(木)19:00 京都:6月8日(水)14:00 、福岡:6月2日(木)16:20 、名古屋:6月16日(木)14:30


APARTNESS:五十嵐耕平

APARTNESS 五十嵐耕平/2010/ビデオ/カラー/25分 出演:青木沙織 五十嵐耕平 スタッフ:日下部隆太、大野隆介、豊田知香、 稲葉雄介、大坂悠、高柳綾佳、片寄弥生 音楽: Sleepy Lemon (Urawa Hideki) 既に過ぎ去ってしまった個別の時間、感情は、その只中では饒舌にああでもない、こうでもないと語り、引き裂かれ、分離し、相容れない感情に振り回され、混沌として語られざる物語になっていく。そしてこの、”かつての饒舌な日々”こそが沈黙と呼ばれるものだろうし、しかしその沈黙が唯一、もう断絶して決して戻る事のないものを、それでもなんとか繋ぎ止めようとする力にも思える。(I.K.) アパートの一室で同棲する男女。その会話の内容から二人の別れが近いことを知る。部屋が狭い物理的な条件も手伝って、スタッフがとらえる映像は終始キャストと接近している。その極端な密着性と一見ありふれているようで周到に用意された日常会話が、見る側をリアリティの極みに誘い込んだ。こんなに近いのに、なぜ別離があるのかと。 五十嵐耕平 1983年静岡県生まれ。 東京造形大学の映画専攻に進学し、在学3年次に制作した初長編映画『夜来風雨の声』(やらいふううのこえ)が、cinema digital seoul 2008 film festivalのコンペティション部門に出品され韓国批評家賞を受賞するなど、その後いくつかの映画祭で上映されている。 作家HP:http://igarashikohei.tumblr.com/ Twitter:http://twitter.com/#!/igakoh 上映日 Fプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)16:30 東京パークタワーホール:5月5日(木)19:00 京都:6月8日(水)14:00 、福岡:6月2日(木)16:20 名古屋:6月16日(木)14:30 横浜プログラム1 横浜:6月10日(金)12:00


セックスと長野とイルカ:酒井一樹

セックスと長野とイルカ 酒井一樹/2010/ビデオ/カラー/19分 出演:遠藤麻衣、河内尚子、渡辺万莉菜 “やみにきらめくおまえの光 どこからくるのか わたしは知らない ちかいとも見え とおいとも見える おまえの名をわたしは知らない たとえおまえがなんであれ ひかれ ひかれ 小さな星よ!” これはアイルランドの童謡を引用したミヒャエル・エンデの「モモ」からの二重引用ですが、わりといつもこんな事を考えています。この作品を撮っている時も考えていました。人の中に潜んでいる微かな光のようなものを感じて頂けたら幸いです。(S.K.) お腹の中にイルカがいる夢をみた女。長野の山奥で、熊に怯えて暮らした少女時代を語る女。恋人に試みようとした”ある行為”を告白する女。プライベートな空間で淡々と語られる3つの独白で構成されたドラマ。心理的な警戒距離の内側で、長回しで聞き手に徹するカメラ。ソフトフォーカスでより一層親密な空気を演出する。 酒井一樹 1988年2月4日生まれ、東京都多摩市出身。東京藝術大学油画科版画専攻修士1年。現在、主に映像と版画を表現媒体として作品を制作している。 Twitter:http://twitter.com/takizawa2kazuki facebook:http://www.facebook.com/profile.php?id=100002159710808 上映日 Fプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)16:30 東京パークタワーホール:5月5日(木)19:00 京都:6月8日(水)14:00 、福岡:6月2日(木)16:20 名古屋:6月16日(木)14:30 横浜プログラム2 横浜:6月10日(金)14:10


冬を混ぜて庭:畑純平

冬を混ぜて庭 畑純平/2010/ビデオ/カラー/31分 出演:荻原彩、長谷川紗綾 、吉田詩子、大矢雄嗣、島村朋実 時間も空間も人の記憶も、あたりまえのように従いさえしなければ、たゆたう水のような存在に思える。それをかき混ぜると映像の中だけの「庭」が立ち現れ、時々その目眩のするような庭を訪れたくなる。(H.J.) 紛失した読みかけの文庫本を友人と探しまわる。大学のキャンバスの一角を巡回するが、いつしか時間の迷宮に遭遇。何が時の切れ目か、どこで特定のゾーンに踏み入れたか、30分間長回しのワンショットの展開の中でそれを探すのは観客の仕事である。特殊効果を使わず、ごく日常的な人物の振るまいがかえってミステリアスな効果をあげる。 畑純平 1982年、京都府京都市生まれ。武蔵野美術大学映像学科に入学し、写真、アニメ、ドラマなど映像を幅広く学ぶ。現在、娯楽とアートの中間に位置する映像作品を模索している。 Twitter:http://twitter.com/HtJump 上映日 Fプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)16:30 東京パークタワーホール:5月5日(木)19:00 京都:6月8日(水)14:00 、福岡:6月2日(木)16:20 名古屋:6月16日(木)14:30 横浜プログラム4 横浜:6月10日(金)19:00


蛇が泣く:青柳清美

蛇が泣く 青柳清美/2010/ビデオ/カラー/5分 制作:青柳清美 草むらで女の子が蛇に出会う。ぎょっとしつつも、蛇の艶かしさに惹かれた女の子は、やがて蛇を愛しはじめる… 阿部定事件から着想。ありふれていないようで、ありふれた、愛。(A.K.) 野原に佇む少女の元に、一匹の蛇が近づく。赤くヌラヌラした身体をくねらせて少女にまとわりつくが、少女はそれを受け入れた。少女の愛に呼応するかのように、蛇は泣く。草原は激しい風にあおられ、衝撃の結末を迎える。精密な人形で複雑な感情を現した立体アニメーション。阿部定の有名な発言が効果的にインサートされる。 青柳清美 ちいさな学校卒業。2009年「嘘すぎる」イメージフォーラムフェスティバル招待(ほしのあきら、横溝千夏との共作)、2010年「蛇が泣く」Ask?映像祭 入賞、調布映画祭 入選。 Twitter:http://twitter.com/meeiimeei 上映日 Fプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)16:30 東京パークタワーホール:5月5日(木)19:00 京都:6月8日(水)14:00 、福岡:6月2日(木)16:20 名古屋:6月16日(木)14:30 横浜プログラム1 横浜:6月10日(金)12:00