京都:6月9日(木)
ジャイロ- 回転:ビヨルン・ケメラー

ジャイロ-回転 ビヨルン・ケメラー/オーストリア/9分/35ミリ/2010 真っ白な光り輝く物体が右から左へと素早く通り過ぎる。CGなのか、実写なのか? 具象と抽象の視覚的遊技。この作品のサウンドトラックは、無音のフィルムを複製したかすかなノイズであり、それは上映される度に大きくなっていく。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00 、福岡:6月4日(土)11:00 、名古屋:6月16日(木)19:00


マモリ:カール・レミュー

マモリ カール・レミュー/音楽:フランシスコ・ロペス/カナダ/8分/35ミリ/2009 アマゾンの熱帯雨林に溢れる木漏れ日を、化学的な薬品でフィルムに定着したアニメーション作品。森林をフィールド・レコーディングしたフランシスコ・ロペスのサウンドトラックと映像が、心地よい共生関係を生む。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


トラベリング・フィールズ:インガー・リーゼ・ハンセン

トラベリング・フィールズ インガー・リーゼ・ハンセン/ノルウェー/9分/35ミリ/2009 上下逆転の風景をアニメーションさせることでジオグラフィーに新たな視点を導入する。撮影場所はロシア最北部のコラ半島。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


スターダスト:ニコラ・プロヴォスト

スターダスト ニコラ・プロヴォスト/ベルギー/20分/35ミリ/2010 出演:デニス・ホッパー、ジョン・ボイト、ジャック・ニコルソン他 ラスベガスを 訪れる観光客と、その住人たち。身を隠してカメラで観察してみると、街のそこかしこで怪しい取引や犯罪の謀議が行なわれている…ように見える。デニス・ホッパーやジョン・ボイトもカメオ出演しそれはハリウッドの犯罪映画の様相を帯びてくる。2011年ロッテルダム国際映画祭タイガー・ショート部門グランプリ受賞作品。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


カミング・アトラクションズ:ペーター・チェルカススキー

カミング・アトラクションズ ペーター・チェルカススキー/オーストリア/25分/35ミリ/2010 「アトラクションとしての映画史」という視点で、リュミエールの映画からグリフィスの映画が登場するまでの初期の映画と、アヴァンギャルド映画、コマーシャル映像を同じ1つの流れとして捉え直す試み。2010年ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門金獅子賞受賞作品。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


3 つの部屋:石田尚志

3つの部屋 石田尚志/2010/ビデオ/カラー/41分 撮影:田村元幸 美術:山本圭太、赤土翔一 編集:鈴木余位、山本圭太、田村元幸、石田尚志 協力:高松市美術館、タカ・イシイギャラリー 『無音の部屋または暗くなる部屋』、『音楽のある部屋』、『窓』の3つの独立した映像からなる作品。1つの部屋で描かれた3つの絵の生成過程をそれぞれ違う方法で撮影・編集している。環境の違いから、線を引いていく身体の軌跡はそれぞれ違うが、窓とキャンバスの位置は変わらない。なお本作品は、離れた位置におかれた3つのモニターによってループされるインスタレーション作品であり、2010年に高松市美術館で発表された。 石田尚志 1972年東京生まれ。画家/映像作家。主な作品に『部屋/形態』(99)、『フーガの技法』(01)、『海の映画』(07)、『海坂の絵巻』(07)など。「アーティスト・ファイル2010」(国立新美術館)、「躍動するイメージ。石田尚志とアブストラクトアニメーション」(東京都写真美術館)、そのほか多くの国際映画祭で発表を続ける。多摩美術大学准教授。 作家HP:http://www.takashiishida.com/ 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


Kyoto, ダンス:金東薫

KYOTO,ダンス 金東薫/2011/ビデオ/カラー/20分 出演:矢澤まどか、周イエン、全太煥、桜井類、ソマイエ・サブーリ ある美術館で開かれている「太陽の間:The Chamber of the Sun」展。その展覧会に携わっている3人の美術館職員の一日を描いた作品。彼らが今、この美術館で観て、聞いていることは、「太陽の間:The Chamber of the Sun」の光と音であるのかな、それとも… 金東薫 1977年、韓国全州生まれ。漢陽大学演劇映画科。卒業後、京都造形芸術大学で研究の傍ら映像作品を製作中。イメージフォーラム・フェスティバル(2008、2009、2010)、ロッテルダム国際映画祭、ベルリン国際映画祭、香港国際映画祭などで作品を上映。 主な作品:「OSTALINDA」(2003)「チケット売り場の桜井さん」(2009)「yoko」(2010) 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


幽廊:外山光男

幽廊 外山光男/2010/ビデオ/カラー/11分 幽霊たちは毎晩一緒に遊んでいます。しかし全てはとても退屈です。このことを私は「長い廊下」と呼んでいます。桜が満開になる日を1つの楽しみにします。そしてせっかく桜は満開になったのに、私はそれでもやっぱり退屈なのです。 外山光男 1982年、福岡県生まれ。2004年、東放学園映画専門学校 デジタル映画科卒業。卒業後、フリーの映像作家として活動。2005年、NHK「デジタル・スタジアム」にて映像部門グランプリ。以後、ミュージックビデオや、番組オープニングアニメーションなどをいくつか手掛けています。主な作品に『ぼくらの風』『trot』『my copernicus』『ジョン』 作家HP:http://mitsuo-toyama.com/ 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


生態系-17-Castor:小池照男

生態系-17-Castor 小池照男/2010年/ビデオ/カラ−/16分 Castorは、ふたご座に位置する六重連星、映像重力の入れ子構造、その第一弾として制作。 小池照男 1951年、愛知県生まれ。迷いに明け暮れた20代、31歳映像制作をライフワ−クとして見出す。1981年開始「生態系」シリ−ズ 〜現在にいたる。 上映日 Iプログラム 東京パークタワーホール:5月2日(月)14:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)11:30 京都:6月9日(木)14:00 、福岡:6月3日(金)16:20 、名古屋:6月16日(木)12:00


東京浮絵百景:五島一浩

東京浮絵百景 五島一浩/2010/3Dビデオ/カラー/14分 ピアノ:川北祥子 サポート:五島由実 3D映像作品。1台のスチルカメラで、左から右へ動きながらコマ撮り撮影、これを複製し左右の目に同じ映像を用意します。左目用の映像を右目用より遅らせることで視差を作り出し、立体映像を生成します。距離と時間によって産み出される視差は、過去と未来にまたがる視覚を作り出します。日常の時間からほんの少し遊離した、“麗しの都”東京の姿をお楽しみ下さい。 五島一浩 映像作家。フリーの映像制作者として、ビデオ、マルチメディアコンテンツなどの制作に携わる。モノクロームCG作品「FADE into WHITE #2」(’00)でイメージフォーラムフェスティバル2001大賞受賞。「z reactor」(’04)「Different Cities」(’06)他、映像作品多数。 作家HP:http://www.goshiman.com/ 上映日 Dプログラム 東京パークタワーホール:5月4日(水)16:30 東京パークタワーホール:5月6日(金)11:30 京都:6月9日(木)16:30 、福岡:6月1日(水)16:20 、名古屋:6月15日(水)12:00


総ては本:萩原朔美

総ては本 萩原朔美/2011年/ビデオ/カラー/15分 撮影・編集:石原康臣 眼に見えるものは、読まれることを待っている本なのかもしれない。そんなことを考えた。中谷宇吉郎博士が雪のことを「空からの手紙」と言った。手紙ならば読んでみたいものだと思う。博士は雪を解明した。送り手はどう読んだらいいのだろう。 萩原朔美 1946年生まれ。映像作家、演出家、エッセイスト。60年代後半より、演劇、実験映画、ビデオアート、執筆活動等の分野で創作を開始。多摩美術大学教授。主な作品:『TIME』(71)『KIRI』(72)『2月20日』(88)『クローズド・グラス』(91)『映像書簡1〜11』(かわなかのぶひろと共作79—10) 作家HP:http://members3.jcom.home.ne.jp/sakumi2009/sakumi_hagiwara_web_site/TOP.html 上映日 Dプログラム 東京パークタワーホール:5月4日(水)16:30 東京パークタワーホール:5月6日(金)11:30 京都:6月9日(木)16:30 、福岡:6月1日(水)16:20 、名古屋:6月15日(水)12:00


離散の歌:黒川芳朱

離散の歌 黒川芳朱/2011/ビデオ/カラー/37分 協力:佐々木柾、大南匠 僕らはみな離散者だ。言葉の起源から、絵画の起源から、音楽の起源から、イメージの起源から離散した。だから僕たちの意識は、初源の極、人工の極へと分裂する。分裂した意識は重なり合う。未来に太古を見、太古に未来を見ようとする。これはそんな離散者の、旋律も歌詞もない歌だ。 黒川芳朱 1954年、千葉県生まれ。1981年フィルム作品『セルロイドの砂漠』、ビデオ作品『眼のガリバー旅行記』で映像作家としてデビュー。以来一貫してメディアと知覚と存在を重ねるスタンスで作家活動を展開。打楽器奏者佐々木柾、ピアニスト大南匠と映像と音楽の即興パフォーマンスグループORIGINNAL SOUND TRACKを結成、活動を続ける。 上映日 Dプログラム 東京パークタワーホール:5月4日(水)16:30 東京パークタワーホール:5月6日(金)11:30 京都:6月9日(木)16:30 、福岡:6月1日(水)16:20 、名古屋:6月15日(水)12:00


garden:島田量平

garden 島田量平/ 2010 / ビデオ / カラー / 9分 音楽: SJQ エクスペリメンタル・ジャズバンド “SJQ (Samurai Jazz Quintet) “とのコラボレーション作品。草、木、花、ゆっくりと変化するイメージは心象風景と重なり意識の中に溶け込んでいく。そして、奏でられる音楽は私たちを混沌へと導く。そこから見えてくる景色の映画。 島田量平 1977年東京生まれ 宝塚造形芸術大学・イメージフォーラム映像研究所卒。2000年より映像制作をはじめる。コラージュしたフィルムを蝋燭の光を使いビデオ変換する独特の手法を使用し、映画を制作している。ロカルノ国際映画祭、ロッテルダム国際映画祭等で上映。イメージフォーラムフェスティバル2010優秀賞受賞。 作家HP:http://www.maroon.dti.ne.jp/shimatrop/ Twitter:http://twitter.com/shimatrop 上映日 Dプログラム 東京パークタワーホール:5月4日(水)16:30 東京パークタワーホール:5月6日(金)11:30 京都:6月9日(木)16:30 、福岡:6月1日(水)16:20 、名古屋:6月15日(水)12:00


DREAMS:田名網敬一+ 相原信洋

DREAMS 田名網敬一・相原信洋/2011年/ビデオ/カラー/6分 夢の記述を長年つづけていると、年齢によって夢の内容が微妙に変化しているのに気付く。若い頃の夢は奇想天外、想像を絶する夢世界が頻繁に現れるが、年をとるにしたがって内容も穏やかになり、刺激的映像が少なくなる。記憶を編集したものが夢になって現れるという説があるが、記憶力の衰えが夢に影響しているのかもしれない。長期にわたって蓄積された膨大な量の夢世界を素材に、縦横に編集しコラージュした映画が「DREAMS」である。 田名網敬一:87年「田名網敬一展」アヌシー・シャトウ美術館(フランス)、92年「田名網敬一の世界展」池田20世紀美術館など個展開催。京都造形芸術大学教授。 主な作品:『優しい金曜日』(75)『幼視景(序説)』(78)『夢10夜』(04)『CHIRICO』(06)など多数。 相原信洋: 1965年よりアニメーション自主制作開始、以後日本全国で上映。ヨーロッパ各国、中国、カナダ、インドにて個展多数。第5回広島国際アニメーション・フェスティバル審査員、現在京都造形芸術大学教授。 上映日 Dプログラム 東京パークタワーホール:5月4日(水)16:30 東京パークタワーホール:5月6日(金)11:30 京都:6月9日(木)16:30 、福岡:6月1日(水)16:20 、名古屋:6月15日(水)12:00