H -プログラム
ダママ:大木裕之

ダママ 大木裕之/2011/ビデオ/カラー/30分 「デジシリーズ」第12作の今作品は、2010年8月、9月、10月に10日間の撮影を厳密に3回行うなかで、香川県丸亀市本島ギャラリーARTE、西麻布SuperDeluxe「COLLOL」公演、武蔵小金井アートランドでの8日間のアートイベント「たまたま8、10」、などの磁場、人間が1章3分×10章=30分の時間構造に(再)結晶されることによる。 大木裕之 1964年東京生まれ。高知在住。東京大学工学部建築学科卒。イメージフォーラム付属映像研究所卒。高知県立美術館製作『HEAVENー6ーBOX』ベルリン国際映画祭ネットパック賞受賞。北海道・松前町を中心にした「松前君シリーズ」、香川県を中心にした「デジシリーズ」、高知よさこい祭りを中心にした「M・Iプロジェクト」等、10年20年という時間をかけてアクションを積み重ねてゆく〈時間ーパフォーマンス〉をつづけている。 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 、名古屋:6月17日(金)12:00


17歳:佐々木優

17歳 佐々木優/2010/ビデオ/カラー/22分 出演、スタッフ: You.S, Momoko.H, Tomohiro.S, Sagatto, Ojisan, LMC KOTEN and more 思い出せば、17歳の頃の寂しさはいつも自分の中で燃え上がっている。「あたしは、あたしであって、他の何にも”ゆるがない”」と思っていた17歳の頃。私は、入学した高校を3ヶ月でやめた。そして、通信制の高校に転入した。ひたむきに生きて、笑って、怒って、泣いた。いつもさびしかった。作品を通じて、17歳の頃のあたしと今の自分が変わってしまったことに気付いた。あたしはあたしであってわたしではなかった。(S.Y.) 20歳からみた17歳は遠い昔である。「17歳。みっくんが好きだった。いつも怖かった。」「感情のテンションがジェットコースターみたいだった。」作者自身が過去を自演するドラマ。高校時代の派手メイクを再現し、あの頃を語る。同性への憧れ、無為に過ごす日常の嫌悪、老いの恐怖…。熱病の様な時期をストレートに描く。 佐々木優 1990年生まれ、ゆとりド真ん中世代(台形の公式は教えられていません) 2009年、大正大学文学部表現文化学科映像文化コースに入学し、同校の石原康臣に師事。表現映像に触れてカルチャーショックを受け、作家活動を始める。 現在、大正大学在学中。 Twitter:http://twitter.com/yous1103 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 名古屋:6月17日(金)12:00 横浜プログラム2 横浜:6月10日(金)14:10


THE IKIZAMA:中嶋駿介

THE IKIZAMA 中嶋駿介/2010/ビデオ/カラー/14分 出演:中嶋駿介、オオカマキリ、ショウリョウバッタ、ハリガネムシ 撮影をしていると時に作者の意図していない事が起きたりする。この映像は自分のアパートから学校に行くというドキュメンタリーとして撮影したもので、映像に登場する昆虫は全て偶然その場に居合わせたものである。彼らの存在は私の当初の撮影意図を難なく凌駕し、その生き様を私に惜しみなく見せつけた。是非とも彼らの生き様を最後まで見届けて欲しい。(N.S.) 「えーっと、今から僕のアパートから大学までの道のりを紹介したいとおもいまーす…。」炎天下のある日。僕は起こりうる日常のドラマを実況中継するのだ。主人公は作者が拾い歩くゴミと路傍の虫たち。そして、映画の神様は僕と虫たちにも奇跡を起こしてくれた! 作者のリアクションと細かい話芸が光る「今、ここ」の物語。 中嶋駿介 1987年、富山県氷見市生まれ。2007年、長岡造形大学在学中、クリエイティブチーム「ナカジマセイサクショ」を結成。主にヒップホップアーティストのミュージックビデオなどを手掛ける。2010年、東京造形大学大学院に入学。主な作品に『彼女は死んだ』、『MEIGAZA』などがある。 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 横浜:6月10日(金)19:00 ※横4 、名古屋:6月17日(金)12:00 横浜プログラム4 横浜:6月10日(金)19:00


ラブ!ミー!テンダー!:小林由美子

ラブ!ミー!テンダー! 小林 由美子/2010/ビデオ/カラー/29分 撮影:小林由美子 出演:小林芳治、小林トク子 ジャニーズの追っかけをして少年に無償の愛を捧げる娘、田舎で朝から晩まで働く父と母。末っ子の私は家を継げないから、かわりにカメラをまわし続ける。撮り続けたテープを見返したら、いつも家族ばかり撮っていた。ハードディスクの中の映像を再生して再撮して、フィルムもデジタルも過去も今も現実も願望もいっしょくたんにしてもわかんないくらい変わらない。アイドルの追っかけをしているダメな娘は、一生娘でいたいんです。(K.Y.) 私はずっと男児アイドル(ジャニーズJr)の追っかけの一員である。そこは嫉妬の渦巻く厳格な階層社会だ。「婿取り」と称してウエディングドレスで男子学生も追っかける事もある。どんな時も、ビデオカメラが回っている。長年撮り貯めた膨大な「私」。そんな私のいるべき場所を求め、それらを暴力的にリミックスしてみた! 小林 由美子 栃木県真岡市出身。多摩美術大学映像演劇学科卒業。半径60cmの極私的な映像を撮り続ける。大手レコード会社にてアイドルのMVやライブ映像のプロデュースを経て、女は27歳で迷うを見事に体現し、現在は日本人女子目線で批評を書き殴ったり「NAMAE」と言うミニコミを制作しつつ、映像作家・文筆業などしています。 Twitter:http://twitter.com/yumeco6 blog:http://yumeco6.blogspot.com/ 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 名古屋:6月17日(金)12:00 横浜プログラム1 横浜:6月10日(金)12:00