F-プログラム
そこにかえる:花岡梓
そこにかえる:花岡梓

そこにかえる
花岡梓/2013/8ミリ/カラー/22分


上京して4年が経ちました。
生まれ育った小さな漁師町には、父と、他界した母親がわりの祖母が、私の帰りをいつも待っていました。
昨年の冬、祖母の魂は小さな漁港へと還っていきました。
おかえり、ただいま
祖母の魂と、遠く離れた私の帰る場所。(H.A.)

監督本人による呼びかけのナレーションに導かれ、港町の風景、夏祭り、灯籠流し、亡くなった祖母の雨戸の開け閉め、父との会話など、帰郷した際に見られた風景が展開する。8ミリフィルム独特の柔らかい陰影に富んだ画調を通して、故郷と家族への思いが切なく伝わってくるが、そのノスタルジックな心情から監督自身の現在の心境が浮き上がる。


花岡梓
1991年山口県生まれ。フィルムによる映像作品を制作しており、撮影はすべて山口県実家の周辺でおこなっている。作品『昨日のきおく 今日のりんかく 明日のぼうきゃく』、『祖父母の心臓』、『灯日々』


上映日

Fプログラム
東京パークタワーホール:5月1日(水)11:15
東京パークタワーホール:5月4日(土)16:15
京 都:5月22日(水)16:30
福 岡:6月6日(木)16: 20
名古屋:6月13日(木)14: 00
横 浜:7月14日(日)13:45



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