丘の向こう
並河信也／2012／デジタル／カラー／6分

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丘の手前に立ったときのあの向こう側への異常な好奇心。それを目撃するまでの興奮。それをそのまま写し取ろうとした作品です。(N.S.)

人間は両目が前にある事で立体視を得て、二足歩行と相まって「ここ」と「むこう」を知ったそうだ。それは「現在」と「未来」ともいえる。この作品では、車中の固定カメラに丘が写り、そこをただただ男が登る。丘の向こうまで。 凝視する我々の視線と登る男の軌跡が一致している間、我々は丘を目にしながらもその向こう側を常に想う宿命にある。

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並河信也
1990年京都生まれ。2008年度に京都造形芸術大学映画学科に入学。何本かの自主制作作品を制作。卒業制作では『さすらいのジャンゴ』という劇映画を監督。

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上映日

Dプログラム
東京パークタワーホール：4月30日（火）11:15
東京パークタワーホール：5月3日（金）16:15
京　都：5月21日（火）16:30
福　岡：6月5日（水） 18:40
名古屋：6月12日（水）19:00

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