J-プログラム
此処と大いなる何処か:ミッシェル・レミュー
此処と大いなる何処か:ミッシェル・レミュー

此処と大いなる何処か
ミッシェル・レミュー/2012/デジタル/白黒/14分


幻覚の中を彷徨いながら、唐突に男は自らの状況を認識して眩暈を覚える。そして自分の住む世界について思いを馳せる。生命体の進化から物質を構成する素粒子、記憶の神秘と死の謎まで。壁によって隔離された男は唯一無二であると同時に没個性であり、超越のための鍵を探し求めてきたすべての人間を体現しているのだ。


ミッシェル・レミュー
1970年代後半にイラストレーターとして活動を始め、ドイツを拠点にしていた5年の間に、初めての本を出版。1988年にモントリオールに戻り、ケベック大学モントリオール校のデザイン学校で教鞭をとる。レミューが挿絵を描いた本は二十カ国以上で翻訳されており、数々の賞を受賞している。2000年から2002年には、カナダ国立映画制作庁で自身の著作『永い夜』をアニメーション化し、2004年のベルリン国際映画祭でクリスタル・ベア賞を獲得した。


上映日

Jプログラム
東京パークタワーホール:4月29日(月)16:15
東京パークタワーホール:5月5日(日)16:15
京 都:5月18日(土)16:30
福 岡:6月8日(土)13:10
名古屋:6月15日(土)14:00



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