N:アフガン発・貨物200便

Gargo200-still-アフガン発・貨物200便 1作品90分

【フィルムメーカーズ・イン・フォーカス 2 】
ロシアに光る怪星 アレクセイ・バラバーノフ
現在、個性的な若手映画作家を次々と輩出しているロシア。国際映画祭上映の常連作家でありながら、その特異でショッキングな作風のためか、日本でほぼ紹介されることのなかったアレクセイ・バラバーノフ(『ロシアン・ブラザー』、『フリークスも人間も』)。最新作を含む2作を上映。カウリスマキやジャームッシュとも比較されるが、予測不可能な展開と突発的な暴力描写や、その幻惑的な作風で、バラバーノフ独特の世界観を作り上げている。

1984 年ソビエト連邦、ペレストロイカ前夜。アフガンから飛んで来る輸送機「カーゴ200 便」は、戦死したソ連兵のおびただしい遺体を運ぶ飛行機の隠語だった。実際に兵士として当時航空輸送に従事していたバラバーノフの“最もパーソナルな作品”。「ソ連終焉を痛烈に描きたかった」という監督は、この作品をショッキングなスリラーに仕上げ、国内で大きなスキャンダルを巻き起こした。2007年ヒホン国際映画祭監督賞受賞、同年ヴェネチア映画祭公式招待作品。

アフガン発・貨物200便 アレクセイ・バラバーノフ/ロシア/35ミリ(デジタル版)/90 分/2007


上映日

東京シアター・イメージフォーラム:4月28日(日)21:10
東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(土)21:10
京 都:5月20日(月)16:30
福 岡:6月8日(土)17:20
名古屋:6月14日(金)14:00



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