2014 / デジタル / カラー / 6分 / 「ジャパン・トゥモロウ」優秀賞受賞
湖畔に住む象と女の夫婦が離れも近づきもせず繰り返す日常。
二人の時が反復するたび、痕跡が見慣れた風景を覆い尽くしてゆく。
矛盾や秘密を抱えつつも寄り添って暮らしている夫婦に、ある日事件が起こるが・・・ (M.)
男はタバコをプカつかせ新聞を読んでいる。なのに女は料理お茶汲み食器洗い……。くっそー! 女だって一服したい! ―そんな日常の性別役割のやるせなさを「鼻で支配する男」と「顔を消された女」というシンボリックなキャラ設定と、エデンの園を思わせる場面設定で、シニカルに描いたアニメーション。ダレたレゲエのBGMも妙に心地よい。
1990年千葉生まれ。2012年東京造形大学造形学部デザイン学科アニメーション専攻領域卒業。卒業制作『JINGIWIKI』(12)がイメージフォーラムフェスティバル2012ジャパントゥモロウ部門にノミネート。3DCGアニメーション会社のアルバイトを経て、現在は東京藝術大学映像研究科アニメーション専攻在籍。女性をテーマに扱った作品制作に興味を持ち、新作を構想中。
東京 パークタワーホール:4/30 13:45、5/5 11:30
京都:5/20 19:00
福岡:6/7 11:00
名古屋:6/21 13:10
横浜:6/28 11:30