プログラム

DE_RIRIA_SUBASUTAIMU

DE_RIRIA_SUBASUTAIMU
 

2013 / デジタル / カラー / 13分
  
こどもを失くした。彼らも子どもを失った。男は女を病院に残して帰路につく。男は絶望の中、歩いているが、絶望だけが男の心を満たしているわけではなく、絶望以外の感情が心の中にあることに罪悪感を感じて、眠りにつく。(H.S.)
 
病室でベットに伏している妻と見舞う夫。静かな導入部。やがて夫が病院を後にして、建築中のアパートのコンクリートから鉄筋が飛び出している光景を目にした瞬間から、観客は次元が狂ったかのようなインスピレーションの連鎖に襲われる。場面の多くは垂直と水平(そして時に円弧)思考で貫かれ、映像と物語の時間軸に「設計図学」を組み込んだ意欲作。
 

ひだかしんさく

1978年生まれ。建築設計事務所にて建築設計に従事した後、フリーランスとなり、仕事の傍ら、映像制作をはじめる。主な作品:『BoNES』(05)、『恋するネズミ』(09)
 

上映日

東京 パークタワーホール:4/30 13:45、5/5 11:30
京都:5/20 19:00
福岡:6/7 11:00
名古屋:6/21 13:10
横浜:6/28 11:30

 
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