みちくさ
2014 / デジタル / カラー / 50分
友人の祖父（発明家）が残した地図を頼りに研究所を探しに行く松田と中尾。少年時代は毎日が冒険と幻想に満ちていた。石ころや枯れ木はいつでも武器や楽器に姿を変えたし、路地裏や空き地にはいくつもの秘密基地があった。あの頃に興じた遊びを再現して作られた、道の上の与太話。(N.H.)
友だちから手紙が届く。受け取った中尾は、友だちを訪ねる。友だちはじいちゃんの研究所の地図が見つかったという。中尾はべつの友だちと研究所を探す旅に出る。独特のセリフ回し、映画的遊び、オブジェが喚起するイメージなどにより、物語は迂回し、飛躍し、蛇行しながら進む。直線的な時間は溶け、夢と無意識の扉が開く。
中尾広道
1979年、大阪市住吉区出身。2009年より、友人松田と共にヴバロジーマシン名義でイラストや短編アニメ等を制作する。2011年より、映画『みちくさ』の制作を開始。友人であり映画監督である大力・三浦両氏に習い、脚本、出演、美術、音楽、撮影など、可能な限りを自身で務める姿勢をとる。
上映日
東京 パークタワーホール：4/30 16:15、5/3 13:45
京都：5/23 19:00
福岡：6/4 18:40
名古屋：6/19 11:30
