目に入った埃
2014 / デジタル / カラー / 5分
公園で日向ぼっこ、このままでいい これだけでいい
きのう着ていたシャツが少し臭う
ビニール袋の音に鳩が寄ってくる、中身は缶チューハイだけなのに
それにしても今日はいい天気だ マスクを外した瞬間クシャミが出た (T.I.)
3億年ほど前まで眼は皮膚の一部で、感光性の斑点に過ぎなかった。そんな生きものとしての記憶故に、我々はざらざらしたもの、尖ったものの映像が強く印象に残るのかもしれない。触覚に訴える日常の断片映画。メッセージ皆無でノイズとともに襲ってくる先端…。 6分後、ぶっきらぼうに映画は終わり、気がかりな埃は取れた。
高橋功
1971年、東京都江戸川区生まれ。1996年頃から、自室にて音響制作及び映像制作。
上映日
東京 パークタワーホール：4/28 13:45、5/4 11:30
京都：5/21 14:30
福岡：6/5 16:20
名古屋：6/18 14:00
