2014 / デジタル / カラー / 42分
大きく歪みながら伸びていく直線はどこか懐かしい。
或る、ある時の瞬間。最も長く、最も短い時間、最も遠く、最も近い場所で、僕たちは、まだ生きている。
光のために映画があり映画のために光が射すならば、僕たちはただそこにお邪魔するだけだ。そしてあのとき僕らを照らしていた光に、希望と感謝を。(H.T.)
田舎の建物で共同生活を営む高校生たち。まるで前頭葉を失ったかのように、けだるく単調な夏の一日を繰り返す。朝のランニング、畑の世話、内容の変わらない日記、壁に貼り出される顔写真、風鈴の音、バスの来ないバス停、オルガンの伴奏。時折リアカーに乗せられて外部に連れ去られる仲間。様々な想像を喚起させる物語。それは永遠の八月一日。
1992年生まれ。埼玉県桶川市出身。多摩美術大学映像演劇学科在学中。現在は卒業制作に向けてあれやこれ。主な作品に『PICNIC』(13)。
東京 パークタワーホール:5/2 11:30、5/5 13:45
京都:5/22 14:30
福岡:6/6 16:20
名古屋:6/20 14:00