プログラム

ほったまるびより

ほったまるびより
 

2014/デジタル/7分
  
古くから伝えられてきた神話や伝説は国を変え時代を超え少しずつ変容しながらも、わたしたちのなかにある種の「ぞっ」とした感覚を残しながら生き続けているように思います。『ほったまるびより』は、そうした感覚を映像
体験として38 分間に封じ込めた、ファンタジーです。(Y.N.)
 
家の中、六人の女。一人が歌い四人が踊りもう一人が風呂に浸る。ひとのからだは、じっとしていてもじっとしていない。体内では血液やリンパが流れ、内と外を隔てる皮膚は水面のように振動し呼吸している。ぱっ。からだは時に音を発する。声になる。女たちの振る舞いから、踊りや歌が立ち上がり、また戻る。その振幅の中に映画が生まれた。
 

吉開菜央

1987年生まれ。ダンサー・映像作家。言語的な表現を極限まで削り、視覚、聴覚などの五感に訴える作品を実写で制作する。過去作品には『自転車乗りの少女』(那須短編国際映画祭2013じゃらん賞受賞)『みづくろい』(YCAM 架空の映画音楽の為の映像コンペティション優秀賞受賞)『とっとり音頭』などがある。
 

上映日

東京 パークタワーホール:5/1 16:15 Fプログラム、5/4 16:15 Fプログラム
京都:5/20 16:45 Fプログラム
福岡:6/5 16:20 Fプログラム
名古屋:6/24 16:30 Fプログラム

 
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