プログラム

記憶のマチエール#7

記憶のマチエール#7
 

2015/デジタル/カラー/30分
  
平成21年から、太平洋戦争体験者を取材した『記憶のマチエール』シリーズを制作、本作で7作目となる。終戦から今年で70年、本作は昭和20年に東京を焦土と化し、10万人もの死者を出した2つの大空襲(「東京大空襲3/10」・「山の手空襲 5/24」)を生き延びた伊谷冨美子氏(89歳)にお話を伺った。伊谷氏は、東京大空襲で危機を間近に感じ、山の手の東中野に転居したが、引越した日の夜、「山の手空襲」に直撃された。素早い避難で急死に一生を得たが、一晩で何もかも失った。あまり語られる事のない「山の手空襲」の話は、この東京の地に眠る忘却された無数の死者たちの声に、耳を傾けねばならないという思いを強くさせる。(V.B.)
 

ビジュアル・ブレインズ(風間正+大津はつね)

1981年、TV制作会社テレフォース在籍中、Visual Brainsを結成、映像作家として活動を開始する。マルチメディアを駆使した作品を発表する一方、ディレクターとして様々なジャンルの映像制作業務を数多く手掛ける。現在は、東京工芸大 (大津)で教鞭をとる。近著に『現代映像芸術論(出版文化研究会2007) 』(風間)がある。
 

上映日

東京 パークタワーホール:5/1 13:45 Eプログラム、5/4 11:30 Eプログラム
京都:5/19 16:45 Eプログラム
福岡:6/4 16:20 Eプログラム
名古屋:6/25 16:30 Eプログラム

 
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