プログラム

私には未来がある

私には未来がある
 

大内りえ子/2016/デジタル/カラー/15分
  
「ぼく」の生活を描いた日常系アニメ。
ドローイングやコラージュ表現を用い、自己が乖離・分裂する感覚、他人と自分の境界が曖昧になる感覚を表した。
この作品は要素の寄せ集めでしかない。私自身もまた、要素の寄せ集めでしかない。
(O.R.)
 
「僕のママは幽霊です。パパは猫です。小学校の先生をしています」。既視感あるキャラクターも唐突で散らかったまま回収されないストーリーも、全てがストレスとテンションの維持に帰依するアニメーション。PCがもう一つの自然であるデジタル・ネイティブの感性に通底するのは「裏で何か(プログラムが)走っている」感覚……。此方彼方を御破算にする美しいラストに注目。
 

大内りえ子

1990年北海道生まれ。アニメーション作品を中心に制作を続ける。主な作品に『返事をする;繰り返す繰り返した;消す;特に好き特に好きじゃなくなった。』(14)『DOODLESNo.1-11』(15)など。
 

上映日


 

 
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