五島一浩／2016／デジタル（3Dビデオインスタレーション／カラー／12分
　　
一台のカメラで普通に撮影された映像に、僅かな時間差をつけることで横方向の移動要素を抽出し、立体映像化する。今回は、様々な日常の情景にこの「時間差立体視」手法を適用し、本来はその被写体空間に存在していなかった異常な立体感の表現を試みます。 空間が混乱し、泡立ち、変貌する様をお楽しみ下さい。（G.K.）
　

五島一浩

映像作家。感覚の分解、アナログ・デジタルの境界をテーマに創作活動を行う。モノクロームCG作品「FADE into WHITE #2」（00）でイメージフォーラムフェスティバル2001大賞受賞。近年は3D映像「SHADOWLAND」（13）、コマのない動画システム「これは映画ではないらしい 」（14）等を発表している。
　
※スタンド7（イメージフォーラムより徒歩30秒）にて展示