hierophanie
大門未希生／2002／デジタル／力ラー／9分
今は島全体が廃虚である軍艦島で撮影された作品。かつて生活の灯のあった建物はコンクリートの墓碑と化した。ある夜、突如現れた光源が建物の部屋を一つずつ照らしていく……。 儀式的行為を固定力メラで記録し、デジタル合成で光束を組み合せて見知らぬ建物へのレクイエムを奏でる。タイトルの意味は「秘義」。（IFF2003カタログより）
大門未希生
1979年東京生まれ。イメージフォーラム付属映像研究所25期修了。『hierophanie』でIFF2003入選、BACA-JA優秀賞受賞。主な作品：『新訳 今昔物語「見通しの良い道」』(07)
