井口昇/1989/8ミリ/カラー/35分
8ミリカメラを通して相手に接触しようとする男。彼は後輩の女の子に接近する。<男のけじめ>をつけるために。そこで現れてくるのは“被写界深度(ピントが合う深さ)”、の壁なのだ。——作者のひたむきさがひしひしと伝わってくる作品である。(IFF1990カタログより)
イメージフオーラム付属映像研究所13期修了。『わびしゃび』でIFF1990審査員賞受賞。主な作品: 『クルシメさん』(98)、『恋する幼虫』(03)、『片腕マシンガール』(07)、『ヌイグルマーZ』(14)、最新作は『キネマ純情』(16)