眠る花 小口詩子
岡崎京子が「開かれたうすく明るい絶望といったようなものが36分のフィルムの中にキラキラつまって」いると絶賛した『みみのなかのみず』をはじめ、90年代に女性監督たちが生みだした数多くの傑作映画からのセレクション。彼女たちはしばしば女性の肉体を題材とし、“見る自分”と“見られる自分”を拮抗させ性別論的な定型に挑戦した。その試みは現在にどう共鳴しているのか?
みみのなかのみず 歌川恵子/8ミリ/36分/1994
眠る花 小口詩子/16ミリ/7分/1991
あながちまちがっているともいえない空 才木浩美/8ミリ/18分/1996
桃色ベビーオイル 和田淳子/8ミリ/16分/1995