1971 / 16ミリ(デジタル版上映)/ 95分 / 荒川修作+マドリン・ギンズ
泥酔した子供がふらつきながら奇妙な動作を路上で繰り返している。前作『Why Not』の思想をさらに突き詰めたかのようなストリートと身体についてのパフォーマンスに、荒川+ギンズによるテキストがリフレインしながら拮抗する。友人の子供に演じてもらったという即興的撮影の異様な密度は、奇跡的ですらある。
1936年愛知県生まれ。1961年渡米、翌年より公私にわたるパートナーのマドリン・ギンズと共にニューヨークを拠点に活動を始める。60年代より、ドイツ、フランス、イギリス、日本など世界中で個展を開催し、70年ヴェネツィア・ビエンナーレでは日本代表として代表作「意味のメカニズム」を発表する。
近年は身体を中心とした建築作品を手がけており、95年「養老天命反転地」(岐阜県養老町)、2005年「三鷹天命反転住宅~In Memory of Helen Keller~」(東京三鷹市)などがある。2人の活動は建築・芸術分野のみならず、生命科学、物理学、哲学、医学などの学術者との交流も深い。
詩人。1941年ニューヨークに生まれ。1962年バーナード・カレッジを卒業。ブルックリン美術館アート・スクールより絵画研究奨学金を受ける。
東京 イメージフォーラム:5/2 21:05
名古屋:6/22 13:10
横浜:6/27 16:00