巡礼者の願いをかなえると言われているネパールのマナカマナ寺院は、ヒマラヤ山中にあり、かつてそこを訪れるには麓から3時間半かけて高低差1,000メートルを登らなければならなかった。15年前に出来たケーブルカーは10分かけて人々を寺まで運ぶ。ステファニー・スプレイとパチョ・ヴェレスは巡礼に訪れた人々の期待、驚嘆、充足などの感情の移ろいを、長いショットでとらえ、そこにユニークなドラマを創造する。IFF2013で話題を呼んだ『リヴァイアサン』の監督デュオによるプロデュース作品。2013年ロカルノ国際映画祭「フィルム・メーカーズ・オブ・ザ・プレゼント」部門金豹賞受賞作品。
マナカマナ ステファニー・スプレイ+パチョ・ヴェレス/デジタル/118分/2013(アメリカ+ネパール)