プログラム

インスタレーション:コーネリアスのための映写機 PARTⅡ

インスタレーション/2015
 

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ユーモアと批評精神にあふれる伊藤隆介による映像インスタレーション。人類文明が滅び地上の覇者となった猿たちが前文明の廃材から復元した、という設定の「コーネリアスのための映写機」(IFF2011で展示)の続編。今回は自転車に取り付けて使用する普及ユニットを開発!
   
2011年の震災・原発事故以来発表している、電気を使わない映写機シリーズの最新作、今回は自転車に取り付け式の、35mm映画映写ユニットを制作する。自転車は、映画と同じ19世紀に誕生したテクノロジーで、リュミエール兄弟などを始め、映画のモチーフとしても度々登場する。鑑賞者は自転車を漕ぎ、フィルムという物質化された時間を移動すると共に、映画を可能にするエネルギーについて体感して(疲れて)もらいたいと思っている。(I.R.)
 
*『コーネリアスのための映写機PARTⅡ』がIFF15京都開催に合わせて、京都・児玉画廊で展示されます。
展示期間:5/16(土)〜22(金)日・月休廊/5月16日は13:00ごろから公開予定です。
場所:児玉画廊(京都市南区東九条柳下町67-2) 
 

伊藤隆介

1963年札幌生まれ。シカゴ美術館附属大学大学院修了。映像の物質性をテーマに映画、ビデオ・インスタレーションなどを制作。主な映画作品に「Plate」シリーズ、インスタレーションに「Realistic Virtuality」シリーズがある。近年の発表は個展「All Things Considered」(札幌宮の森美術館/児玉画廊京都)、「ジャンルを越境する表現者たち」(青森県立美術館)など。
 

上映日

東京パークタワーホール
児玉画廊 5/16(土)〜22(金)日・月休廊/5月16日は13:00ごろから公開予定 
 

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