N-プログラム
アフガン発・貨物200便:アレクセイ・バラバーノフ
アフガン発・貨物200便:アレクセイ・バラバーノフ

アフガン発・貨物200便
アレクセイ・バラバーノフ/2007/35ミリ (デジタル版) /カラー/90分


「カーゴ200便」は戦争後に故郷に送り返される遺体を指す軍隊用語である。
『アフガン発カーゴ200便』はアレクセイ・バラバーノフの11本目の作品。この作品は、とある国家の全体主義の終わりを描いている。1984年初頭、ペレストロイカ前夜、人生の闇が濃さを最大限に増す。この作品でバラバーノフは、彼の以前の作品よりも自分自身と自分の国家とその英雄についてより率直に語っていると言っている。
1984年ソ連。ソヴィエト時代の終わり。地方の街。共産党地域委員会の書記の娘が、ディスコに行ったあと、失踪してしまう。目撃者はいない。容疑者も見つからなかった。同日夜、その町の郊外の家で、凄惨な殺人が行なわれる。犯人はその家の主である。この両事件の担当としてズーロフ警部が任につく。


アレクセイ・バラバーノフ、映画監督・脚本家
1959年ロシアのスベルドロフスク生まれ。ゴーリキー教育大学翻訳学部卒業。1983年から1987年にかけて、スベルドロフスクの映画スタジオで助監督として勤めた後、1990年にモスクワで脚本と監督の上級コースを修める。1991年に自身の脚本の『Happy Days』で監督デビュー。1994年にフランツ・カフカの同名の小説をもとにした『城』を監督し、ロシア映画芸術アカデミーのNIKA賞を受賞した。1997年にセルゲイ・ボドロフを描いた『ロシアン・ブラザー』で一流監督の仲間入りを果たす。『ロシアン・ブラザー』は、カルト的人気を博し、ロシアではその年のヒット作となった。


上映日

Nプログラム
東京シアター・イメージフォーラム:4月28日(日)21:10
東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(土)21:10
京 都:5月20日(月)16:30
福 岡:6月8日(土)17:20
名古屋:6月14日(金)14:00



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