2014／デジタル／カラー ／11分
　　
父が4 才の娘ヌヌに牛乳コップに牛がいるという嘘をついた。それを信じて娘が牛乳を飲み干したが、牛はいなかった。父が常にいろんな嘘をつき、娘が段々父のこと信頼しなくなってきた。（Z.Y.）
　
作家の幼少期の体験を基にしたアニメーション。「コップの底に子牛を隠したの。飲み干したら見えるよ」。「子牛はシャワーを浴びているんだ」。父親は牛乳の苦手な娘に対してちいさなやさしい嘘をつく。幼い娘にも父の厳しい現実は敏感に感じられて、のどかな想像の旅は2人にとって居心地の良い時間となっていた。日常の細部にファンタジーを展開する表現力に注目だ。
　

朱彦潼

1988年中国南京生まれ。2010年南京財経大学広告専攻卒業後来日し、短編アニメーションを制作し始めた。2014年東京芸術大学大学院映像研究科アニメーション専攻修了。主な作品：『The Man W ho Ate an Apple』 (12)、『ヘンリの赤い靴』 (15)
　

上映日

東京 パークタワーホール：4/30 18:45 Aプログラム、5/5 13:45 Aプログラム
京都：5/16 14:40 Aプログラム、5/20 18:50 Aプログラム
横浜：5/29 16:00 Aプログラム
福岡：6/6 11:00 Aプログラム
名古屋：6/27 15:20 Aプログラム