松前君の映画 大木裕之
IFF90で『遊泳禁止』が受賞し「ランボーの末裔」と絶賛された大木裕之の30年近くに渡る「松前君シリーズ」の原点。大学の建築学科の卒業設計の映画化で建築と映像の横断を試みた3時間の野心的大作である。「重力の働くこの地上の建築/人間の生活の設計に時間/歴史/意識/記憶/霊の次元を「松前君」というフィクションの個人の視点で現した〈卒業設計〉「松前君の日記帳」。その翌年、それが映像というメディアを得ての〈映画〉。」(大木裕之)。
松前君の映画 大木裕之/8ミリ/180分/1989