京都:6月4日(土)
名前の無い男:ワン・ビン

名前のない男 ワン・ビン/ 中国・フランス/ 96分/ ビデオ/ 2009 廃墟となった村に一人の男が住んでいる。男は、昼間は荒野に種をまき、夜は岩の隙間に出来た洞穴で過ごす。一言も口をきかないその男の横にカメラが佇む。男は四季を通して働き、飯を食べ、眠る。2010年ヴェネチア国際映画祭出品作の『溝』と対を為すスタイルで作られた、国際映画祭で今もっとも注目されている作家、ワン・ビンのドキュメンタリー。 上映日 Rプログラム 東京パークタワーホール:5月1日(日)19:00 東京パークタワーホール:5月4日(水)19:00 京都:6月4日(土)19:00、福岡:6月5日(日)15:00、名古屋:6月18日(土)19:00


家:ワレリアン・ボロズウィク+ ヤン・レニツア

家 ワレリアン・ボロズウィク+ヤン・レニツア/ポーランド/11分/35ミリ/1958 『愛の島ゴトー』のボロズウィクとレニツァが共同制作した最後のアニメーション作品。1920年代のフランスのアヴァンギャルド映画の影響 を受け継ぎながら、独自の世界を構築している。アール・ヌーヴォー風の家の中で、女性用のカツラが牛乳を飲み、写真の中のフェンシング選手が闘いあい、女がマネキンの頭にキスをする… 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


シネフォルム:アンジェイ・パヴウォフスキ

シネフォルム アンジェイ・パヴウォフスキ/ポーランド/7分/35ミリ(ビデオ版)/1957 前衛的な画家、彫刻家、映像作家そして工業デザイナーとして活躍していたパヴウォフスキが1957年に制作したポーランドの実験映画史を代 表する作品。抽象的な模型に、歪んだレンズを通して光を投射しそれを35ミリ フィルムに記録した。 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


ダイナミックな四角形:ユゼフ・ロバコフスキ

ダイナミックな四角形 ユゼフ・ロバコフスキ/ポーランド/3分/35ミリ(ビデオ版)/1971 ポーランドを代表するメディア・アーティスト、ロバコフスキの 抽象アニメーション作品。音と画像がミニマルに関連して展開する。 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


もう止まらない!:ズビグニュー・リプチンスキー

もう止まらない! ズビグニュー・リプチンスキー/ポーランド/10分/35ミリ/1975 『タンゴ』(80) や「イマジン」のミュージック・ビデオなど日本でも有名なズビグニュー・リプチンスキーの初期のアニメーション作品。人や車、木々などを食べ尽くしつつ猛進する一人称のカメラがブラックなユーモアの味わい。 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


ポートレート:スタニスラフ・レナルトヴィチ

ポートレート スタニスラフ・レナルトヴィチ/ポーランド/8分/35ミリ/1977 少女が肖像画を描かれるべく座っている。カメラの動きとアニメーションがゆっくりと時間の流れを物語る。フェティッシュにも、無関心にも見えるカメラの視線がやがて年老いた少女を見つめる。 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


死せる影:アンジェイ・クリモフスキ

死せる影 アンジェイ・クリモフスキ/ポーランド/11分/35ミリ/1980 「クリモフスキの眼は顕微鏡であり拡大鏡、合わせ鏡そして水晶の玉だ。」(ハロンド・ピンター)。70年代からポスターや本のグラフィッ ク・デザイナーとして先鋭的な作品を発表し物議をかもし続けているクリモフスキの貴重な映画作品。 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


弦走:イエジ・クチャ

弦走 イエジ・クチャ ポーランド/15分/35ミリ/2000 ピアノの音とバイクノエンジン音が溶けて混ざりあい、映像も自由に変化していく。 音と映像の幻惑的な流れに身を任せるしかない。ポーランドに置いて最もキャリアの長いアニメーション作家の一人、イエジ・クチャの現時点に置ける最高傑作。 上映日 Oプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月30日(土)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月4日(水)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月6日(金)21:30 京都:6月4日(土)16:30、名古屋:6月18日(土)12:00


エクスターナル・ワールド:デイヴィッド・オライリー

エクスターナル・ワールド デイヴィッド・オライリー/ドイツ/15分/ビデオ/2010 ピアノを習う少年のお話。3DCGのかわいいキャラクターたちがトレードマークの、日本でも人気上昇中作家、デイヴィッド・オライリーの最新作。 上映日 Nプログラム 東京パークタワーホール:4月29日(金)19:00 東京パークタワーホール:5月8日(日)16:30 京都:6月4日(土)14:00、福岡:6月5日(日)13:00 横浜:6月11日(土)14:10、名古屋:6月19日(日)17:00


生物の起源:フローリス・カイク

生物の起源 フローリス・カイク/オランダ/11分/35ミリ(ビデオ版)/2010 人類滅亡後、廃墟に住むついた人間のかけらたち。この生物らはやがて力を合わせて住処を建て始める。「バベルの塔」をモチーフにしたCGアニメーション。 上映日 Nプログラム 東京パークタワーホール:4月29日(金)19:00 東京パークタワーホール:5月8日(日)16:30 京都:6月4日(土)14:00、福岡:6月5日(日)13:00 横浜:6月11日(土)14:10、名古屋:6月19日(日)17:00


愛と剽窃:アンドレアス・ヒュカーデ

愛と剽窃 アンドレアス・ヒュカーデ/ドイツ/7分/ビデオ/2010 CGのモーフィングでキャラクターがどんどんメタモルフォーズし、何か既視感のあるキャラクターに生成しそうになる前にまた別の姿へと変容を続けていく。創作の源泉に渦巻く、引用とインスピレーションが溶け込んだ「生命のスープ」を覗き込むサイケデリックな旅。 上映日 Nプログラム 東京パークタワーホール:4月29日(金)19:00 東京パークタワーホール:5月8日(日)16:30 京都:6月4日(土)14:00、福岡:6月5日(日)13:00 横浜:6月11日(土)14:10、名古屋:6月19日(日)17:00


睡眠で死にはしない:マルコ・メシュトロヴィッチ

睡眠で死にはしない マルコ・メシュトロヴィッチ/クロアチア/9分/ビデオ/2010 夢に支配された男の話。フリー・ジャズ的な精神やストリート感覚に溢れた異色のアニメーション。建物やバスに描いた絵を動かすなど、実写とアニメーションの融合も果敢に試みた秀作。 上映日 Nプログラム 東京パークタワーホール:4月29日(金)19:00 東京パークタワーホール:5月8日(日)16:30 京都:6月4日(土)14:00、福岡:6月5日(日)13:00 横浜:6月11日(土)14:10、名古屋:6月19日(日)17:00


主義の外:スン・シュン

主義の外 スン・シュン/中国/8分/ビデオ/2010 横浜市でのアーティスト・イン・レジデンスで完成させた展示 『主義之外』をアニメーション作品として完成させた作品。墨絵のアニメーションで世界各地で注目を浴びているスン・シュンは制作場所からインスピレーションを受けた展示作品を作り、それを元に今までアニメーションを作品幾つも作っている。 上映日 Nプログラム 東京パークタワーホール:4月29日(金)19:00 東京パークタワーホール:5月8日(日)16:30 京都:6月4日(土)14:00、福岡:6月5日(日)13:00 横浜:6月11日(土)14:10、名古屋:6月19日(日)17:00


リプセットの日記:テオドール・ウシェフ+ クリス・ロビンソン

リプセットの日記 テオドール・ウシェフ+クリス・ロビンソン/カナダ/14分/35ミリ(ビデオ版)/2010 ナレーション:グザヴィエ・ドーラン スタンリー・キューブリックに敬愛されていながらも49歳で自らの命を絶った伝説的映像作家アーサー・リプセット。彼の失われた日記を再現しようと試み、破壊へと向う作家の内面を描くドローイング・アニメーション。 上映日 Nプログラム 東京パークタワーホール:4月29日(金)19:00 東京パークタワーホール:5月8日(日)16:30 京都:6月4日(土)14:00、福岡:6月5日(日)13:00 横浜:6月11日(土)14:10、名古屋:6月19日(日)17:00