東京:5月3日(火)
オーバード: ナサニエル・ドースキー

オーバード ナサニエル・ドースキー/アメリカ/12分/16ミリ/2010 「映画には映画独自の言語があるのだ。その言語になるべく自然にしたがって、ショットとショットが共鳴しあうように私は自分の作品を編集している。最近はこの流れに沿った映画作りが、かなり上手になったと自分でも思う」。映画制作を40年以上に渡ってフィルムという素材に執着し、映画の言語を追求し続けてきたナサニエル・ドースキー。作家自身によるセレクションの4作品は短編小説集のようにお互いに絡みあう。本年のロッテルダム映画祭の大特集では、世界中のファンが集まり連日満席となった。純粋で濃密な映画体験。 上映日 Qプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)16:30、東京パークタワーホール:5月7日(土)11:30 横浜:6月11日(土)19:00 、名古屋:6月15日(水)19:00


未来は資本主義でないだろう:サーシャ・ピルケル

未来は資本主義でないだろう サーシャ・ピルケル/オーストリア/19分/35ミリ(ビデオ版)/2010 オスカー・ニーマイヤー設計によるフランス共産党本部。議会で力を失いつつある党の理念と、建物のユートピア的佇まいを並列に置き、人類の理想について改めて見つめ直すドキュメンタリー。 上映日 Vプログラム(東京,京都) 東京パークタワーホール:5月3日(火)14:00 東京シアター・イメージフォーラム:5月5日(木)21:30 東京パークタワーホール:5月8日(日)11:30 京都:6月10日(金)16:30 Uプログラム(名古屋) 名古屋:6月19日(日)12:00


今日のマルキシズム(プロローグ):フィル・コリンズ

今日のマルキシズム(プロローグ) フィル・コリンズ/ドイツ/35分/ビデオ/2010 東独の学校でマルキシズムの先生として働いていた女性たち。彼女たちが当時と今について語る。共産主義のドグマは、高度に資本主義化した世界で生き延びる場所はあるのだろうか。 上映日 Vプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)14:00 東京シアター・イメージフォーラム:5月5日(木)21:30 東京パークタワーホール:5月8日(日)11:30、京都:6月10日(金)16:30 Uプログラム(名古屋) 名古屋:6月19日(日)12:00


モニュメンツ:レドモンド・エントウィスル

モニュメンツ レドモンド・エントウィスル/イギリス/30分/16ミリ(ビデオ版)/2009 ロバート・スミッソンとゴードン・マッタ=クラーク、ダン・グラハムが甦り、彼らが関係の深かったニュージャージーの街をさまよい歩く。そこは70年代とはかなりの変貌を遂げてしまた風景が広がっている。 上映日 Vプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)14:00 東京シアター・イメージフォーラム:5月5日(木)21:30 東京パークタワーホール:5月8日(日)11:30、京都:6月10日(金)16:30 Uプログラム(名古屋) 名古屋:6月19日(日)12:00


ジャイロ- 回転:ビヨルン・ケメラー

ジャイロ-回転 ビヨルン・ケメラー/オーストリア/9分/35ミリ/2010 真っ白な光り輝く物体が右から左へと素早く通り過ぎる。CGなのか、実写なのか? 具象と抽象の視覚的遊技。この作品のサウンドトラックは、無音のフィルムを複製したかすかなノイズであり、それは上映される度に大きくなっていく。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00 、福岡:6月4日(土)11:00 、名古屋:6月16日(木)19:00


マモリ:カール・レミュー

マモリ カール・レミュー/音楽:フランシスコ・ロペス/カナダ/8分/35ミリ/2009 アマゾンの熱帯雨林に溢れる木漏れ日を、化学的な薬品でフィルムに定着したアニメーション作品。森林をフィールド・レコーディングしたフランシスコ・ロペスのサウンドトラックと映像が、心地よい共生関係を生む。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


トラベリング・フィールズ:インガー・リーゼ・ハンセン

トラベリング・フィールズ インガー・リーゼ・ハンセン/ノルウェー/9分/35ミリ/2009 上下逆転の風景をアニメーションさせることでジオグラフィーに新たな視点を導入する。撮影場所はロシア最北部のコラ半島。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


スターダスト:ニコラ・プロヴォスト

スターダスト ニコラ・プロヴォスト/ベルギー/20分/35ミリ/2010 出演:デニス・ホッパー、ジョン・ボイト、ジャック・ニコルソン他 ラスベガスを 訪れる観光客と、その住人たち。身を隠してカメラで観察してみると、街のそこかしこで怪しい取引や犯罪の謀議が行なわれている…ように見える。デニス・ホッパーやジョン・ボイトもカメオ出演しそれはハリウッドの犯罪映画の様相を帯びてくる。2011年ロッテルダム国際映画祭タイガー・ショート部門グランプリ受賞作品。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


カミング・アトラクションズ:ペーター・チェルカススキー

カミング・アトラクションズ ペーター・チェルカススキー/オーストリア/25分/35ミリ/2010 「アトラクションとしての映画史」という視点で、リュミエールの映画からグリフィスの映画が登場するまでの初期の映画と、アヴァンギャルド映画、コマーシャル映像を同じ1つの流れとして捉え直す試み。2010年ヴェネチア映画祭オリゾンティ部門金獅子賞受賞作品。 上映日 Lプログラム 東京シアター・イメージフォーラム:4月29日(金)21:30 東京シアター・イメージフォーラム:5月3日(火)21:30 京都:6月9日(木)19:00、福岡:6月4日(土)11:00、名古屋:6月16日(木)19:00


あなたはここにいる:ダニエル・コックバーン

あなたはここにいる ダニエル・コックバーン カナダ /78 分 / ビデオ /2010 「地図製作者が、王国の地図をあまりに精密に作ったために、そのサイズが王国と全く同じになってしまった」というホセ・ルイス・ボルヘスの短編小説にインスパイアされた、カナダのビデオ・アーティスト、ダニエル・コックバーンの初長編作品。2010年のロカルノ映画祭で「最大級の発見」とされ各地の映画祭で話題となったメタ刑事映画。 上映日 Sプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)19:00 東京シアター・イメージフォーラム:5月7日(土)21:30 京都:6月7日(火)19:00、福岡:6月5日(日)11:00、名古屋:6月17日(金)19:00


ダママ:大木裕之

ダママ 大木裕之/2011/ビデオ/カラー/30分 「デジシリーズ」第12作の今作品は、2010年8月、9月、10月に10日間の撮影を厳密に3回行うなかで、香川県丸亀市本島ギャラリーARTE、西麻布SuperDeluxe「COLLOL」公演、武蔵小金井アートランドでの8日間のアートイベント「たまたま8、10」、などの磁場、人間が1章3分×10章=30分の時間構造に(再)結晶されることによる。 大木裕之 1964年東京生まれ。高知在住。東京大学工学部建築学科卒。イメージフォーラム付属映像研究所卒。高知県立美術館製作『HEAVENー6ーBOX』ベルリン国際映画祭ネットパック賞受賞。北海道・松前町を中心にした「松前君シリーズ」、香川県を中心にした「デジシリーズ」、高知よさこい祭りを中心にした「M・Iプロジェクト」等、10年20年という時間をかけてアクションを積み重ねてゆく〈時間ーパフォーマンス〉をつづけている。 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 、名古屋:6月17日(金)12:00


冬: ナサニエル・ドースキー

冬 ナサニエル・ドースキー/アメリカ/22分/16ミリ/2007 「映画には映画独自の言語があるのだ。その言語になるべく自然にしたがって、ショットとショットが共鳴しあうように私は自分の作品を編集している。最近はこの流れに沿った映画作りが、かなり上手になったと自分でも思う」。映画制作を40年以上に渡ってフィルムという素材に執着し、映画の言語を追求し続けてきたナサニエル・ドースキー。作家自身によるセレクションの4作品は短編小説集のようにお互いに絡みあう。本年のロッテルダム映画祭の大特集では、世界中のファンが集まり連日満席となった。純粋で濃密な映画体験。 上映日 Qプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)16:30、東京パークタワーホール:5月7日(土)11:30 横浜:6月11日(土)19:00 、名古屋:6月15日(水)19:00


終課: ナサニエル・ドースキー

終課 ナサニエル・ドースキー/アメリカ/19分/16ミリ/2009 「映画には映画独自の言語があるのだ。その言語になるべく自然にしたがって、ショットとショットが共鳴しあうように私は自分の作品を編集している。最近はこの流れに沿った映画作りが、かなり上手になったと自分でも思う」。映画制作を40年以上に渡ってフィルムという素材に執着し、映画の言語を追求し続けてきたナサニエル・ドースキー。作家自身によるセレクションの4作品は短編小説集のようにお互いに絡みあう。本年のロッテルダム映画祭の大特集では、世界中のファンが集まり連日満席となった。純粋で濃密な映画体験。 上映日 Qプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)16:30、東京パークタワーホール:5月7日(土)11:30 横浜:6月11日(土)19:00 、名古屋:6月15日(水)19:00


17歳:佐々木優

17歳 佐々木優/2010/ビデオ/カラー/22分 出演、スタッフ: You.S, Momoko.H, Tomohiro.S, Sagatto, Ojisan, LMC KOTEN and more 思い出せば、17歳の頃の寂しさはいつも自分の中で燃え上がっている。「あたしは、あたしであって、他の何にも”ゆるがない”」と思っていた17歳の頃。私は、入学した高校を3ヶ月でやめた。そして、通信制の高校に転入した。ひたむきに生きて、笑って、怒って、泣いた。いつもさびしかった。作品を通じて、17歳の頃のあたしと今の自分が変わってしまったことに気付いた。あたしはあたしであってわたしではなかった。(S.Y.) 20歳からみた17歳は遠い昔である。「17歳。みっくんが好きだった。いつも怖かった。」「感情のテンションがジェットコースターみたいだった。」作者自身が過去を自演するドラマ。高校時代の派手メイクを再現し、あの頃を語る。同性への憧れ、無為に過ごす日常の嫌悪、老いの恐怖…。熱病の様な時期をストレートに描く。 佐々木優 1990年生まれ、ゆとりド真ん中世代(台形の公式は教えられていません) 2009年、大正大学文学部表現文化学科映像文化コースに入学し、同校の石原康臣に師事。表現映像に触れてカルチャーショックを受け、作家活動を始める。 現在、大正大学在学中。 Twitter:http://twitter.com/yous1103 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 名古屋:6月17日(金)12:00 横浜プログラム2 横浜:6月10日(金)14:10


THE IKIZAMA:中嶋駿介

THE IKIZAMA 中嶋駿介/2010/ビデオ/カラー/14分 出演:中嶋駿介、オオカマキリ、ショウリョウバッタ、ハリガネムシ 撮影をしていると時に作者の意図していない事が起きたりする。この映像は自分のアパートから学校に行くというドキュメンタリーとして撮影したもので、映像に登場する昆虫は全て偶然その場に居合わせたものである。彼らの存在は私の当初の撮影意図を難なく凌駕し、その生き様を私に惜しみなく見せつけた。是非とも彼らの生き様を最後まで見届けて欲しい。(N.S.) 「えーっと、今から僕のアパートから大学までの道のりを紹介したいとおもいまーす…。」炎天下のある日。僕は起こりうる日常のドラマを実況中継するのだ。主人公は作者が拾い歩くゴミと路傍の虫たち。そして、映画の神様は僕と虫たちにも奇跡を起こしてくれた! 作者のリアクションと細かい話芸が光る「今、ここ」の物語。 中嶋駿介 1987年、富山県氷見市生まれ。2007年、長岡造形大学在学中、クリエイティブチーム「ナカジマセイサクショ」を結成。主にヒップホップアーティストのミュージックビデオなどを手掛ける。2010年、東京造形大学大学院に入学。主な作品に『彼女は死んだ』、『MEIGAZA』などがある。 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 横浜:6月10日(金)19:00 ※横4 、名古屋:6月17日(金)12:00 横浜プログラム4 横浜:6月10日(金)19:00


サラバンド: ナサニエル・ドースキー

サラバンド ナサニエル・ドースキー/アメリカ/15分/16ミリ/200 「映画には映画独自の言語があるのだ。その言語になるべく自然にしたがって、ショットとショットが共鳴しあうように私は自分の作品を編集している。最近はこの流れに沿った映画作りが、かなり上手になったと自分でも思う」。映画制作を40年以上に渡ってフィルムという素材に執着し、映画の言語を追求し続けてきたナサニエル・ドースキー。作家自身によるセレクションの4作品は短編小説集のようにお互いに絡みあう。本年のロッテルダム映画祭の大特集では、世界中のファンが集まり連日満席となった。純粋で濃密な映画体験。 上映日 Qプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)16:30、東京パークタワーホール:5月7日(土)11:30 横浜:6月11日(土)19:00 、名古屋:6月15日(水)19:00


ラブ!ミー!テンダー!:小林由美子

ラブ!ミー!テンダー! 小林 由美子/2010/ビデオ/カラー/29分 撮影:小林由美子 出演:小林芳治、小林トク子 ジャニーズの追っかけをして少年に無償の愛を捧げる娘、田舎で朝から晩まで働く父と母。末っ子の私は家を継げないから、かわりにカメラをまわし続ける。撮り続けたテープを見返したら、いつも家族ばかり撮っていた。ハードディスクの中の映像を再生して再撮して、フィルムもデジタルも過去も今も現実も願望もいっしょくたんにしてもわかんないくらい変わらない。アイドルの追っかけをしているダメな娘は、一生娘でいたいんです。(K.Y.) 私はずっと男児アイドル(ジャニーズJr)の追っかけの一員である。そこは嫉妬の渦巻く厳格な階層社会だ。「婿取り」と称してウエディングドレスで男子学生も追っかける事もある。どんな時も、ビデオカメラが回っている。長年撮り貯めた膨大な「私」。そんな私のいるべき場所を求め、それらを暴力的にリミックスしてみた! 小林 由美子 栃木県真岡市出身。多摩美術大学映像演劇学科卒業。半径60cmの極私的な映像を撮り続ける。大手レコード会社にてアイドルのMVやライブ映像のプロデュースを経て、女は27歳で迷うを見事に体現し、現在は日本人女子目線で批評を書き殴ったり「NAMAE」と言うミニコミを制作しつつ、映像作家・文筆業などしています。 Twitter:http://twitter.com/yumeco6 blog:http://yumeco6.blogspot.com/ 上映日 Hプログラム 東京パークタワーホール:5月3日(火)11:30 東京パークタワーホール:5月7日(土)16:30 京都:6月7日(火)16:30 、福岡:6月3日(金)14:00 名古屋:6月17日(金)12:00 横浜プログラム1 横浜:6月10日(金)12:00